ワグネルとは
男声合唱って?
その名のとおり全員男性によって行う合唱のスタイルです。通常4つの声部(トップテノール、セカンドテノール、バリトン、ベース)に分かれます。
男声合唱は、男性のみで行うという性質から低音域が充実しているため、他の合唱スタイルに比べ、深みや力強さが大きいという特徴があります。 このため、男声合唱は混声合唱などと比べるとややマイナーながらも、世界中に熱烈なファンも多く、当団含む大学男声合唱サークル(通称グリークラブ)も日本中に多く存在します。
また、低音から高音までが安定する特色から、無伴奏でいわゆるア・カペラ形式での演奏をすることも多く、 ほぼ道具なしで音楽ができるという魅力があります。そのため、ひとりが歌い始めると勝手に合唱が出来上がるという現象が場所を問わずよく起こります。 もちろんピアノなどの伴奏をつけた合唱をすることも多く、オーケストラとの共演をすることもあります。 その意味では、ジャンルにとらわれない自由な音楽ができる、ともいえるでしょう。
『ワグネル』の由来
「ワグネル」という名は19世紀ドイツの作曲家のリヒャルト・ワーグナーにちなんで取られました。彼の偉大なる音楽理念に敬意を表し、付けられた名です。
同じ「ワグネル」のつく団体として、 ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ、 ワグネル・ソサィエティー女声合唱団があります。
当団とオーケストラが同年1901年に創立され、女声合唱団が1950年に創立されました。 この3団体は合わせて「ワグネル・ファミリー」との呼称があり、式典行事や訪問演奏など、共同で演奏をすることも多い仲間です。
互いに活動場所は異なっていますが、実は同じ塾生会館(日吉にある部室棟)の2階に部室を持っており、特に男声合唱団と女声合唱団は同じ部室205号を共有しています。
ちなみに、ワグネルでは男声合唱団をドゥア(ドイツ語で dur : 長調)、女声合唱団をモル(ドイツ語で moll : 短調)と言って区別する慣例があります。
右上の竪琴をモチーフにしたロゴマークはワグネルファミリーで共通して掲げるシンボルです。