はじめまして、145代セカンドの香山天俊です。寒さの厳しい冬は終わりましたが、激しい気温の変化に、三寒四温を身に染みて感じる時期となりました。新年を迎えて初の活動報告となりますが、2018年もワグネルをよろしくお願いします。
さて、さる2/3(金)、港区立台場区民センターにて、ミュージックフェア(通称Mフェア)が行われました。この演奏会は、毎年1年生が聖心女子大学グリークラブさんの1年生と合同で行っている身内の演奏会です。お互いテスト勉強で忙しい中、その合間を縫って、年末から二月頭にかけて練習を重ねていきました。
演奏会の幕開けはワグネルステージで、多田武彦作曲『柳河風俗詩』より「柳河」と、松下耕作曲「八木節」の2曲を演奏しました。妖しい雰囲気をたたえながらゆっくりと展開していく前者と、終始にぎやかな雰囲気の中激しくリズムが刻まれる後者の対照性が、上手く出せていたのではないかと思います。
続いては聖心グリーのステージで、松任谷由実作曲・田中達也編曲「春よ来い」と、miwa作曲・佐藤賢太郎編曲「結」の二曲を演奏していただきました。どちらの曲も女声合唱ならではのあたたかみが感じられ、声がとても揃った、代のカラーを象徴するような演奏でした。
最後は聖心・ワグネル合同ステージで、小田美樹作曲・信長貴富編曲「群青」、信長貴富作曲「夜明けから日暮れまで」の2曲を演奏しました。どちらも東日本大震災に縁の深い曲で、被災者や復興への祈りを込めて歌いました。このステージでは、僭越ながら私、香山が指揮を務めさせていただきました。指揮を振ること自体初めての経験で、拙い指導力や表現力に何度も申し訳ない気持ちになりましたが、それぞれ「群青」と「夜明けから日暮れまで」の伴奏を弾いてくれた、聖心グリーの寺田さんと145代トップテノールの南君の助力のおかげで、なんとか曲を形にすることができました。二人には感謝してもしきれません。
ステージ終了後、ワグネルと聖心がそれぞれアンコールを披露し、両団体の先輩方に演奏会を通しての感想をいただきました。我々の練習の成果を多くの先輩方が聴きに来てくださり、大変嬉しく思いました。しかし、145代としての演奏にはまだまだ向上の余地を感じ、あらためてより一層の努力の必要性を認識するいい機会となりました。
最後に、演奏会開催に携わってくださった先輩方、演奏会を聴きに来てくださった皆様、そして聖心女子大学グリークラブの皆様に感謝を述べ、筆を置かせていただきます。本当にありがとうございました。