138代(4年)の祢津俊介です。
梅雨明けも間近になりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。このたびは、6月30日すみだトリフォニーにて開催いたしました第62回東西四大学合唱演奏会が無事盛会の下に終わりましたこと、ご報告させていただきます。
2年弱理事長として仕事をしてきた日々でしたが、いざ終わってしまえば音楽と同様、演奏会も刹那であり、まるで夢を見ていたかのような不思議な感覚を覚えます。
仕事をしていけばいくほど、合唱界の誉れ高き舞台である『東西四連』の重厚さを感じ、合唱はおろか音楽経験さえもなかった私がこのような大役を任されてもいいものかと感じましたが、結果的には四連ブランドに支えられながら大変自由闊達に仕事を進めることができました。
今回の東西四連では『伝統と革新』のコンセプトを基に様々なチャレンジをいたしました。慶應単独ステージの委嘱初演作品は言わずもがなですが、開催地を変更したり、パンフデザインを版画家の方にお願いしたりなど、局所に『今年は違う!』と思っていただけるような工夫ができたと思っています。
今回の演奏会では、ワグネルの持っている莫大なエネルギーを団員一同感じる機会となりました。
学生指揮者・村山と責任者・田中を中心として新たな音楽を渇望し一歩踏み出した勇気、佐藤先生・宮本先生・加藤先生のお力によってそれが実現に至った軌跡、そして技系を中心に団員全員がその期待に応えんとした努力。
また辻先生のタクトの下、四大学200人が心を一つにした経験そのすべてに、我々がワグネルの一員として与えられた、素晴らしい可能性を知りました。
東西四連が終わり、我々138代の活動も残り4か月程度となりましたが、今回の経験を弾みに更なる挑戦をして参りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。