みなさま、はじめまして。今年度よりサブ学生指揮者に就任した池内佑啓と申します。四月の下旬に差し掛かってなお三寒四温で寒さの残る今日この頃に、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、去る4月6日(日)に日吉キャンパス藤原洋記念ホールにて、ワグネルファミリー・スプリングコンサートが開催されました。数多くの先輩方、観客の方々に見守っていただく中、私たちは新入生とともに「若き血」「我ぞ覇者」を、上級生によるステージでは男声合唱組曲『そのあと』より「花と画家」を、また女声と合同で「COSMOS」、さらに演奏会最後には全体合唱で「故郷」(ふるさと)を演奏いたしました。
新入生たちは音楽未経験者も多く、彼らにとっては初めてのステージとなるのが今回でした。しかし、皆緊張を感じさせないほど堂々とした歌いっぷりで、会場を明るく包み込んでくれました。練習の際も、「COSMOS」のことを元々知っていた新入生が多かったためか、熱心に取り組んでおりました。その様子を見て、合唱の楽しさという根源的なところを感じてくれたかなとこちらも嬉しくなりました。本番では、先輩たちと息の合ったハーモニーを奏で、まるでずっと一緒に活動してきたかのような一体感を見せてくれました。新入生にとってもいい経験になったと思いますし、我々上級生も彼らのフレッシュなエネルギーに触れ、大きな刺激となりました。
今年度の新歓も、昨年や一昨年に引き続き非常に力を入れました。新入生40人という目標の下、サブ責任者の鹿内をはじめとして151代全員が一丸となり、対面新歓の日々を皆懸命に駆け抜けました。3日間の対面新歓の期間はあいにくの空模様でしたが、我々の努力は実を結び、4月17日現在の入団者は29名と、一昨年の最終的な人数である31名に迫る勢いで入団者が増えています。次はいかに新入生をワグネルに留まらせるかが勝負なので、精一杯努力してまいります。
今年度もスプリングコンサートを開催することができたのは、いつも多くの面で私たちにご協力くださる先生方、OBの皆様方、ご来場いただいた観客の皆様方をはじめ、関係するすべての方々のご支援あってのものです。団員一同、改めて感謝申し上げます。現在、新入生は新入生演奏会、金の卵コンサートに向けて一生懸命に練習しております。引き続き、彼らの勇姿を温かく見守っていただけると幸いです。
末筆ではございますが、150代慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団を今後ともよろしくお願いいたします。