はじめまして、春からワグネルに入団した151代トップテノールの阪口尋と申します。本格的な夏を前に暑さが強まる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、去る7月1日、早稲田大学奉仕園スコットホールにて早稲田大学グリークラブの「金の卵コンサート」が開催され、例年通りワグネル新入生は賛助演奏という形で招待して頂き、早稲グリの新入生と合同で演奏いたしました。演奏会では慶應のカレッジソングである「若き血」「我ぞ覇者」をワグネルの新入生単独で、また愛唱歌は「Ride the Chariot」「柳河」「酒頌」を早稲田グリークラブの新入生と合同で演奏会いたしました。
観客を前にしての演奏は東西四連で既に経験しましたが、観客がいて且つ新入生だけでの演奏は今回が初めてでした。本番前はやはり皆緊張しており、私もソロを務める予定だったので緊張で震えておりました。新入生は合唱未経験者が圧倒的に多かったのですが、大学の昼休憩の時間などを利用して各々が一生懸命に練習し、経験者や先輩からアドバイスをもらいながら、素晴らしい音楽を作ることができていたと思います。特に早稲グリと合同で演奏する愛唱歌に関しては、早稲グリより絶対に上手く歌い上げてやろうと、皆意気込んで練習に励んでおりました。
そして今回の演奏会の主役である早稲グリ新入生についてですが、早稲グリに入ってまもないにもかかわらず、上級生顔負けの早稲グリらしい力強い歌声をホールいっぱいに響かせており、私もその歌声に圧倒されてしまいました。(もう既に早稲グリの血が流れ始めている…?)
演奏会が終わった後もワグネルの新入生の間では、あの曲が上手かった、あのソリストが上手かった、というぐあいに早稲グリの話題で持ちきりでした。早稲グリに見習うべきところはたくさんありましたし、今後合唱を続けるもの同士、良き合唱仲間として、良きライバルとして今後も高め合って素晴らしい合唱を作っていきたいと思っております。
改めましてコンサートに招待してくださった早稲田大学グリークラブの皆様、ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。