皆様、初めまして。3年サブ学生指揮者の千葉洸之介と申します。葉桜の候、暖かな日差しが心地よい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、去る4月8日に日吉キャンパス藤原洋記念ホールにてワグネルファミリー・スプリングコンサートが開催されました。多くの先輩方が合唱、ソロ、重唱と多彩な形式で演奏を披露される中、我々は新入生を交え「若き血」「我ぞ覇者」を、また女声との混声ステージでは、組曲『終わりのない歌/あなたのことを』より「君のそばで会おう」、さらに全員合唱では「故郷(ふるさと)」を演奏いたしました。
前日・当日のみの少ない練習機会にも関わらず、新入生は素晴らしい熱演を披露してくれました。半数以上が音楽未経験の中、音取りはもちろんのこと、音楽指導についても吸収が早く、上級生が舌を巻く程でした。何よりも各曲に内包される、溢れ出すような精神性を果敢に汲み取り音楽に昇華しようとする彼らの姿は、一音楽人として尊敬に値するものでした。彼らとこれからの大学生活で、共に活動に取り組めることを幸せに思います。
今年度はオリエン担当である3年サブ責任者の國分を中心に、新入生獲得に心を尽くして参りました。SFCでの対面新歓や塾生会館大ホールを活用しての男声女声合同ミニコンサート、新入生BBQ会など活動は多岐に渡ります。その甲斐あり、今日まで30名近くの新入生が入団してくれております。彼らに入団の動機を聞くと、「入学式での演奏が印象的だった」「履修相談時の先輩の対応が優しかった」「体験練習でのsus4が快感だった」など多岐に渡り、団員個々人の努力がそれぞれ実を結んだことを実感できました。
厳しい時勢を乗り越え、コロナ禍以前と変わらない活動を行えるようになったのは、先生方やOBの皆様方をはじめ、関係するすべての方々のご支援あってのものです。皆様への感謝を忘れず、今回のオリエンで加わった151代と共に、演奏にて恩返ししたく思います。
末筆ではございますが、148代慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団を、今後ともよろしくお願いいたします。