はじめまして、149代バリトンの横田と申します。少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、去る2月19日から24日、私たちは千葉県にある大謙館にて、3年ぶりに春合宿を行いました。今回の合宿の開催にあたり、手厚いサポートをいただいた大謙館の皆様とOBの方々に、改めて感謝申し上げます。1日目、内房線の運行休止というトラブルに見舞わされましたが、各々のやり方でなんとか大謙館まで足を運ぶことができました。合宿の1日目と2日目では、東京六大学合唱連盟定期演奏会(以下六連)にて指揮者を担当してくださる原田先生をお招きし、六連で演奏する曲の先生練習を行いました。1日目には、原田先生が曲の歌詞についての解説やドイツ語の発音について講義をしてくださる時間があり、団員全員で歌詞に感情をこめて音読してみたり、発音の練習を実際にして原田先生に見ていただいたりと、非常に有意義な時間を過ごすことができました。2日目も、原田先生に私たちが歌う曲を実際に指揮を振っていただき、これからの課題を見つけていただきました。3日目から4日目にかけては、当団ヴォイストレーナーである小貫岩夫先生をお招きし、団員一人一人の発声を見ていただく傍ら、六連で他の大学と一緒に歌う曲の音取りや合わせを行いました。5日目には、レクリエーションとして団員で海岸にてリレーを行いました。団員たちの絆がより深まったと思います。また、OBの方々に来ていただき、演奏を聴いていただくとともに、元気に合宿を行っている姿を見ていただきました。最終日には、大謙館の方にお礼として、演奏を聴いていただきました。女将さんに「我ぞ覇者」をリクエストしていただけたのは、大変うれしかったです。6日間を通して、六連に向けての課題がはっきりしてきたのとともに、始まったばかりの148代としての課題も見つかったと思います。これを生かして、六連では豊かな音を響かせていきたいと思っております。これからもワグネル男声をよろしくお願いします。改めて、今回の春合宿開催に協力していただいた方々に、深くお礼申し上げます。