日記

今年も恵明学園に行ってきました!

こんにちは!第142代学生指揮者、2年セカンドテノールの平田です。急に寒くなってきましたね。みなさん体調をくずしたりしてませんか??

さて、去る11月8日、私たちは姉妹団体の女声合唱団・オーケストラとともに、箱根・小涌谷にあります箱根恵明学園へ訪問演奏に行ってきました。毎年行われているこの訪問演奏は今年でなんと61年目!今年はあいにくの雨でしたが、音楽を通して子どもたちと素敵な交流ができました。

オープニングとして混声で恵明学園の園歌を歌ったあと、最初のステージは女声合唱団による演奏。ディズニーやジブリの曲もあり、子どもたちのハートはもうくぎづけ!私もピアニストとして参加させていただき演奏を間近で聴くことができましたが、女声特有の暖かみのある音色や透明感あふれるハーモニーに心洗われる思いでした。

 

いつもと違う雰囲気のワグネル

いつもと違う雰囲気のワグネル

女声合唱団の会心の演奏の次はいよいよ私たち男声合唱団の出番です。例年は1・2年生が中心となって訪問演奏をしていたのですが、今年はたくさんの3・4年生の先輩方にも協力していただくことができ、いつもより大所帯での演奏となりました。1曲目は会津若松での「ゆうやけの歌フェスティバル」でも演奏した、R.ワーグナー作曲の歌劇「タンホイザー」より「巡礼の合唱」です。先日は会津高校OBのみなさんとの合同でしたが、今回は私たちだけでの演奏。ワグネルの真骨頂ともいえる迫力あるドイツ音楽を披露しました。2曲目は信長貴富作曲「夜明けから日暮れまで」。これは今年の六連のアンコールで男声版を初演した思い出の曲です。ワーグナーとは雰囲気がガラリと変わり、風が吹き抜けていくような爽やかでどこか哀愁ただよう音楽がとても胸にしみる素敵な演奏でした。そして3曲目に演奏したのは子供に大人気のアニメ「忍たま乱太郎」の主題歌、馬飼野康二作曲「勇気100%」です。普段ワグネルでは絶対に演奏しないジャンルの曲でしたが、子供たちを楽しませようと笑顔で楽しく演奏しました。子どもたちも笑顔で聴いてくれたのがとても印象に残っています。そして3曲のプログラムを終えたあと、なんと客席からはアンコールの声が!それでは、とアンコールにお答えして黒人霊歌の「Ride the Chariot」を演奏し、私たちのステージは幕を閉じました。

 

興奮冷めやらぬ中、続いてはオーケストラのステージです。子どもたちにもわかりやすいよう、じっくりと丁寧に楽器の紹介をしていたのがとても印象的でした。また、オーケストラの指揮を体験できるコーナーなどもあり、時間を忘れてしまいそうな素敵なステージでした。

オーケストラのステージのあと、女声合唱団・男声合唱団・オーケストラの3団体合同で「翼をください」を演奏しました。なかなか練習時間が取れず、当日はじめて合同で演奏するということで不安もありましたが、やはり姉妹団体、本番はとても息の合った演奏だったと思います。オーケストラの伴奏で歌を歌う機会というのも貴重で大変良い経験になりました。

 

その後は恵明学園の子どもたちによる「お礼の演奏」、ということで低学年のみ、低学年と高学年の合同、高学年のみ、という3つの編成でそれぞれ3曲ずつ披露してくださいました。歌だけでなく、リコーダーや鍵盤ハーモニカ、ハンドベル、それに動きなどを交えたバラエティ豊かな演奏はどれも完成度が高く、驚かされると同時に、がんばって練習したんだろうな、と感動を覚えました。素晴らしかったです。

 

1年生大活躍!

1年生大活躍!

そして最後に子供たちと一緒に「若き血」を歌い、今年の恵明学園訪問演奏会は終了しました。晴れていれば例年のように子供たちと外でたくさん遊んで楽しく過ごすことができたのですが…残念。しかし、お互いの音楽に触れ、共に演奏したことで、子供たちとの間にとても深い心のつながりができたことは間違いありません!こういった機会が来年以降もずっと続いていくことを願っています。箱根恵明学園のみなさん、本当にありがとうございました。また、恵明学園とのコンタクトや当日の挨拶、さらにはソロまで務めてくれた杉田くん、軽妙な司会で場を盛り上げてくれた渡邊くん、ピアニストを務めてくださった木原先輩、鴨井くん、ソロを務めてくれた小山くん、亀井くん、そして忙しい中参加してくださった3・4年生の先輩方など、多くのみなさんにこの場を借りてお礼をさせていただきます。どうもありがとうございました!