日記

四連、その先へ

みなさん、こんにちは!
Bass3年、サブ四連理事の長友です!

遅くなってしまいましたが、
去る6月21日、京都コンサートホールにて第63回東西四大学合唱演奏会が開かれました。ご来場の皆様に心から感謝申し上げます。

四大学集合!

四大学集合!

今年の四連でワグネルは単独ステージにおいてフランシス・プーランク作曲の
「Laudes de Saint Antoine de Padoue」(パドヴァの聖アントニウスの讃歌)
「Chanson a Boire」(酒飲みの唄)
の二曲を正指揮者である佐藤正浩先生の指揮の下、演奏致しました。

佐藤先生が愛されるプーランク特有の不思議な和音。
過去4年間で初めてのラテン語とフランス語。
そして宇宙を漂うように幻想的な宗教曲と町の居酒屋で酔っ払いが笑っている世俗曲と、同じ作曲家が書いたとは思えない正反対の2曲…

私たちはドイツ語の曲を逞しく、子音を飛ばして歌うことは得意ではありますが、このプーランクに関しては全く未知の領域!
六連とラ・フォル・ジュルネの怒涛の演奏会四連続を終えたばかりのワグネリアンに新たな試練が待ち受けていたのでした笑

練習も「え、このeはあいまい母音なの?」「このsは読まないの?」という段階から始まりました…
そんな私たちでしたが、有志の新入生6人が金の卵練習と並行して上級生練習に加わり、四連に向けて練習が進んで行きました。
1ヶ月半しか練習期間がなかったので、追加練習を入れて苦労しながら、少しずつ完成度を上げて行きました。その努力の甲斐もあって、本番では佐藤ワグネルの新境地を披露できたかと思います。

「聴きたかったけど、予定があって京都まで行けなかったよ…」
そんな画面の前のあなたに朗報です!
なんとプーランクの2曲は11月22日の第139回定期演奏会で再演致します!!
この四連から更に洗練された演奏をお届け致します!
お楽しみに!!

そして合同ステージは幹事校、同志社グリークラブの正指揮者 伊東恵司先生の指揮で「まだ見ぬあなたへ」を演奏致しました。
今年の四連は土曜日開催だったので、前日に練習を行うことができず、四大学全体で練習ができたのは当日のリハーサルが最初で最後でした。
非常に厳しい条件でしたが、本番で四大学が一つにまとまった演奏ができたのは、伊東先生の音楽性、そして何より人間性が大きかったと思います。
最初の早慶合同練習、伊東先生は自分の四連の思い出を語って下さり、先生が四連に懸ける情熱がひしひしと伝わってきました。
そんな想いを受け止めた以上、生半可な演奏はできませんね笑
みなづきみのり先生と北川昇先生が私たち大学生のために書いたこの曲を全力で歌い上げました。
合同アンコールはみなづき、北川両先生の「翼」の男声初演を演奏致しました。
夢に向かって羽ばたくことができる筋肉を付け、折れない翼で空を翔けるという力強いメッセージの曲でした。

ロビーストームで肩を組んで歌った後はそのまま四大学で朝まで打ち上げです!
演奏会はもちろんですが、西も東も関係なく、男声合唱を愛する者同士で楽しい夜を過ごせたことも一生の思い出です!!

翌日はそのまま一睡もせず、京都を観光するワグネリアンもいたようです。
ちなみに私もその一人で、早稲田の来年の四連理事長と伏見稲荷を登ってきました笑

朝の伏見稲荷

朝の伏見稲荷

繁盛の神様の下で願うはもちろん来年の四連の成功!
2015年6月28日は是非すみだトリフォニーにお越し下さい!
今回の四連の運営に携わりながら常々感じた先輩方の四連への想いを受け継ぎ、この4人で最高の四連を作り上げます!

次の四連へ羽ばたく筋肉を付けるのだ

次の四連へ羽ばたく筋肉を付けるのだ