こんにちは。
ドイツでベースデビューした2年の長友です。先日、私達ワグネリアンはドイツから帰国しました。
私からはドイツでの日々の後半をお伝えしたいと思います。
ドイツでは9時すぎから練習が始まります。海外の人たちのノリの良さや日本との国民性の違いに衝撃を受けながらも練習は進んでいきます。昼食の後は3時のコーヒータイムまで自由時間となっています。
インターネットが使えるので、日本にいる人たちと連絡を取る者もいれば、ここでできた友人たちとサッカーをする者もいます。ワグネリアンは11月の定期演奏会の曲の練習もしましたが(笑)
夜の練習が終わるといよいよパーティーの時間です!
毎晩、○○Nightとして各国が自国の文化の紹介やゲームを行いました。例えば台湾は書道体験として漢字で名前を書かせたり、ロシアはロシアンルーレットを企画したりしていました。
そして我々のJapanese Nightでは私達が甚平姿で他の国の人を迎え、餅と緑茶でもてなしました。寿司は有名でも餅はとても珍しいらしく、口に合うか心配でしたが、多くの人から「初めて食べたけど、おいしかった」と言ってもらえたときは安心しました。また私達はけん玉や折り紙など日本の伝統的な遊びを紹介し、中にはけん玉に熱中しすぎる人もいました。
7日間の練習が終わると3日間の本番です。
初めの2日は少し離れた街の教会までバスで向かい、最終日は泊まっている修道院のホールで演奏しました。
それまで騒がしかった会場も少人数合唱が始まると厳かな空気に包まれます。少人数合唱が終わると女声合唱・男声合唱を一曲ずつ挟んだ後、全体でのミサ曲となります。ミサ曲と聞くと静かに祈るような曲を連想される方が多いかと思いますが、このミサ曲は伴奏にBig Bandが入り、途中アップテンポな部分もあり、歌っていてとても楽しい曲でした。最後はドイツや英語のポップスで締められました。
演奏会のクオリティも日を追うごとに上がっていって、最終日では心から音楽を楽しむことができました。全ての曲が終わって退場したとき、私の胸は「まだまだこの人たちと歌いたい、日本に帰りたくない」という想いでいっぱいでした(笑)このドイツでの日々はとても刺激的で、同年代でありながら信じられないほど歌が上手な人たちに出会えたり、音楽を楽しむことを学んだりすることができました。
ドイツで得たことをこれからの活動にフィードバックしていくことがワグネルを、日本を代表してドイツに行った者の責務だと思っています。いよいよワグネルの夏合宿が始まりますが、まずはそこから定期演奏会まで駆け抜けて行きたいと思います。